【RHO3分健康講座】第7回「運動のススメ②」

ではでは、前回に引き続き、論文をもとに運動のメリットをご紹介します。

運動

今回はUp To Dateからの情報です。

まずはUp To Dateの説明を。

UpToDate® は、医師が著したエビデンスベースの臨床意思決定支援リソースであり、臨床医が患者ケアの現場で正しい決断を下す際に信頼を置くものです。”
医療者以外の方でも様々な情報を得ることが出来ます。

【参考:UpToDate】
https://www.uptodate.com/ja/home/uptodate-subscription-options-patients

実際に、治療法を決定する材料として、臨床現場でよく使用しています。

ここで、運動が体に良い影響を与えるメカニズムを調べました。

調べると、「おー、こうなっているから良いんだな!」と理論的に理解できました。

何事も、理由があると納得して行動に移せますよね。

では早速!

Endurance training leads to mitochondrial biogenesis, fast-to-slow fiber transformation, expansion of the muscle capillary bed, and changes in substrate metabolism. Resistance training typically increases the size of muscle fibers, which leads to the ability to exert more force.

https://www.uptodate.com/contents/exercise-physiology

簡単に訳すと、

『ミトコンドリア(エネルギー源であるATPをつくる)の生合成を起こす、
遅筋・速筋の線維ををつくる
筋肉の毛細血管を広げる
代謝の基盤を変える
これらの作用で、より強い力を発揮することが出来る!』

ということです。

The improvements in muscle and cardiorespiratory function with endurance training increase the maximal oxygen uptake (VO2 max) and the lactate threshold . Thus, the endurance trained individual can perform at higher rates of work than an untrained person.

https://www.uptodate.com/contents/exercise-physiology

・乳酸閾値量を増加させる。
→まず、『乳酸』と『閾値』の意味を紹介します。

『乳酸』とは
動物体内に存在し、解糖の最終生成物で、筋肉中に蓄積されると疲労の原因となる。

『閾値』とは、

1 ある反応を起こさせる、最低の刺激量。しきいち。
2 生体の感覚に興奮を生じさせるために必要な刺激の最小値。しきいち。
(出典:デジタル大辞泉)

「乳酸閾値」とは、「血中乳酸濃度が急増する領域」です。

乳酸閾値が高い=なかなか血中に乳酸が増えない、
つまり、乳酸が溜まりにくく疲れにくい!ということになります。

【参考】
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/tairyoku-kiki/nyusan-ikichi.html

・最大酸素摂取量が増える。
→スポーツをする時など、酸素を多く摂取することが良いパフォーマンスに繋がります。

運動で体が強くなる

体は鍛えた分だけ、強く健康になる、ということですね。

私は、特に「乳酸閾値」について特に驚きました!

ご紹介したこと以外にも、運動はたくさんのメリットがあります。

寒くなってきましたが(沖縄はまだですかね)、そんな時こそExercise!

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この記事を書いた人

三上華奈
RHO副代表。琉球大学在学中からRHOの活動に参加。
琉球大学医学部医学科を卒業し、現在は大阪で医師として勤務。