【RHO3分健康講座】第13回 「少量の飲酒も体に悪い」

沖縄は梅雨明けし、いよいよ夏本番!といったところでしょうか。
夏にはビーチパーティー!!ビール!泡盛!と、楽しみにしている方々も多いのではないでしょうか。

ビーチパーティ

医療は日々進歩しています。

「今日の常識は明日の非常識」という言葉がありますが、
皆さんが好きなお酒にも、この言葉が当てはまってしまう論文が発表されています。

昔から、「少しのお酒は体にいい」と言われてきましたが、そうではなさそうです。

 

有名な医学誌に掲載された驚きの論文!

2018年8月に掲載された、世界192か国で実施された592の研究を統合してアルコールの影響を総合的に評価した、大規模な論文です。

Alcohol use and burden for 195 countries and territories,1990–2016: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016

The Lancet Journal より

 

要約の部分だけ掲載しました。

 

結果を簡単に説明しますと、

  • アルコールは全ての原因による死亡率のリスクを上昇させる。
  • 特定の癌のリスクを上昇させる。
  • 健康を損なわないための飲酒量は0だ。

です。

これらの結果から、この論文の筆者は

『世界的にアルコール消費量を減らすことの努力へ再度注目し、
世界的にアルコールの扱いについて見直すべきだ』

と述べています。

 

認識を新しく!

日々の医学の発展により、今までの常識が非常識になることは少なくありません。

むしろ、変わっていかないと発展がなくて困りますね。

癌、糖尿病、心疾患など、疾患に対する治療法も新しくなりますが、

ありがたいことに、原因が分かってきている疾患もあります。

原因が分かれば、予防が出来ます。

予防できれば、病気にもかからないし、医療費もかからないし、家族や友人に心配をかけることもないし、健康な体で好きなことをして楽しく暮らすことができます。

そう考えると、健康って、本当に大切ですね。

 

Take Home Message

アルコール、少し飲んだだけでも害になるという認識に変えて、

手が出そうになったらこの記事を思い出して頂けたら、この記事を書いた甲斐があります。

「お酒って、少し飲んだだけでも健康に悪いんだって!」と

大切な方々に伝えてみて下さいね。

 

 

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この記事を書いた人

三上華奈
RHO副代表。琉球大学在学中からRHOの活動に参加。
琉球大学医学部医学科を卒業し、現在は大阪で医師として勤務。