【RHO3分健康講座】第9回「禁煙しよう」

いよいよ来年は2020年東京オリンピック・パラリンピックですね。
今から楽しみにしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

オリンピック

オリンピック・パラリンピック開催に向けて、禁煙が広がってきているのを皆さんはご存知でしょうか?

近年のオリンピック・パラリンピックが開催された都市では、受動喫煙防止対策が徹底されてきました。

競技会場だけでなく、飲食店などの屋内施設も全面禁煙にする、罰則付き受動喫煙防止法が施行されているのが慣例です。

しかし、これまで日本は受動喫煙対策が遅れており、世界保険機構(WHO)から、なんと「世界最低レベル」と指摘されています。

この状況から抜け出すためにも、東京2020が非常に大切な機会なのです!

実際、2019年7月1日から、病院、学校、行政機関などでの屋内全面禁煙が施行されることになりました。2019年9月のラグビーW杯に向けても考えているようです。

このような大きな世界規模の大会があるために、世界の目が日本に向けられ、もちろん沖縄にも多くの外国人が訪れるようになります。

沖縄でも、世界に良い印象を持ってもらうために、禁煙を広げていきたいですね!

喫煙の害

「喫煙は百害あって一利なし」と言われています。

その話については何度も耳にしているかと思います。

  • 全がんになるリスクが2倍(たばこには70種類の発がん物質が含まれている!)
  • 日本では年間12-13万人が喫煙に関連する疾患(癌、心臓血管疾患、呼吸器疾患、消化器疾患)で死亡
  • 脳卒中、心筋梗塞のリスク
  • 非喫煙者にも影響(分煙しても、喫煙者の服や、使用していた部屋のカーテンやソファーにたばこの煙が残っている)

喫煙の害は、ここでは語り尽くせないほどです。

日本医師会のWebサイトでとても分かりやすく紹介していますので、ぜひ一度目を通して頂ければ嬉しいです。

【参考】日本医師会「禁煙は愛」

加熱式たばこは安全?

最近、煙が出ない新しいタイプのたばこが登場しています。

その一つが加熱式電子たばこです。使用されている方も増えてきているのではないでしょうか。しかし、実は、その安全性はまだ証明されていないのです!

日本禁煙学会によると加熱式たばこは、
「紙巻きたばこと同様に依存性があり、発がん性物質を含む有害物質を含んでいる」
ことが指摘されています。健康被害についての評価もまだ終わっていません。

【参考】日本禁煙学会 いわゆる「新しいタバコ」に対する日本禁煙学会の見解(PDF)

詳しく知りたい方のために、参考資料を紹介しておきます。

【参考】タバココントロール誌の加熱たばこ特集号紹介文(日本禁煙学会)(※PDF)

 

今がチャンス!

喫煙している方で、「やめたい」と思っている方も実際のところ、たくさんおみかけします。

でも、何かきっかけがないとなかなかやめられませんよね。

皆で一緒にやることも禁煙では大きな力になります。
お近くの喫煙者の方と一緒に、今!ぜひ禁煙にトライしてみて下さいね。

ちなみに、禁煙CMもご紹介します。興味のある方はぜひご覧下さい。

・2017年禁煙CMコンテスト受賞作品集

・2017年禁煙CMコンテスト第1位「Smoke Free Japan」

 

「RHO3分健康講座」

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この記事を書いた人

三上華奈
RHO副代表。琉球大学在学中からRHOの活動に参加。
琉球大学医学部医学科を卒業し、現在は大阪で医師として勤務。